その17 ましゅまろみたいな星



 織音 :やっと会えましたね。
 天王寺:一年振りだね。織音ちゃん。
 織音 :これからはずっと一緒にいられますよね?
 天王寺:もちろんだよ。
     やっとつかまえた君をもう二度と離さない。
 織音 :うれしい♪
 綾香 :・・・シクシク。
 織音 :あ、綾香さん。み、見ていたんですか?!
 綾香 :アンタ達前からどうも怪しいとは思っていたけどやっぱりそうだったのね。
     残念だけどこうなったら私は身を引くしかありませんわ。
 織音 :・・・綾香さん。
 綾香 :どうか私の分まで幸せになってね。
 ひかる:・・・めそめそ。
     そうですよぅ。幸せにならなかったら私達が承知しませんわ。
 織音 :綾香さん、ひかる先輩。
     私きっとみんなの分まで幸せになるわ。
 
 スパーン!
 
 織音 :はう!
 綾香 :いつまで寝てるのよ!あんたは!
 織音 :あれ〜?
     天王寺君は?
 早苗 :織音、また寝ぼけてる・・・。
     もう5時間目終わったよ。
 綾香 :今の最後の寝言はほんとムカツキましたわ。
     何でアンタがみんなの分まで幸せなのよ!!
 織音 :ほぇ?
     綾香さん?
 綾香 :・・・?
 織音 :残念。夢だったのかぁ。
 
 
 ____そういえば今日は七夕ですね・・・
 
 
 放課後・・・。
 
 ひかる:はいはい〜。みんな集まれ〜。
     放課後は楽しい部活の時間ですよ〜。
 織音 :郷土学研究部は私と先輩しかいないよ。
 ひかる:揃わないだけですよ。幽霊部員さんは沢山いますから。
 織音 :そうなの?
 綾香 :そんな部、いつ潰れてもおかしくないわよね。
 織音 :綾香さん!
 ひかる:大丈夫ですよ。心配には及びません。人数は足りてますから。
 織音 :で、綾香さんはどうしてここに?
 綾香 :・・・暇だから。ちょっと覗いてみただけよ。いたら悪い?
 織音 :うー。
 ひかる:まぁまぁ織音さん。綾香さんは部外者じゃないわ。
     そう思って最初からこの部員名簿に綾香さんの名前入れてありますから。
 綾香 :ちょっと待ってよ!
     私は部員になった憶えは・・・。
 ひかる:細かい事は気にしちゃダメです。
 綾香 :気にするわよ!
     って何よこの名簿!!いつもの面子全員の名前が書いてあるじゃないの!!
 織音 :偽造?
 ひかる:あら、凄い偶然!
 綾香 :確信犯め〜。
     これで2人なのに部活が存続してる謎が解けましたわ・・・。
 ひかる:済んでしまった事掘り返しても仕方ないですよ。
 織音 :で、今日は何するの?
 ひかる:そうですねー。
     そうそう、短冊を書きましょう!
 綾香 :え?
     郷土学と関係ないじゃない。
 ひかる:そんな事ないですよ。
     この千神町にはいくつもの神々の伝承や歴史がありますから。
     本家七夕ってわけではないですけど似たような伝承はありますよ。
 綾香 :そ、そうなの?
 ひかる:昔の事です。
     訳あって年に一度しか会えないかわいそうな恋人同士の物語なんです。
     女性の方にはライバルと言うか恋敵が沢山いていつも命を狙われていたとか
     なんとか。
 織音 :い、命?!
 綾香 :訳ありの訳ってなんなのかしらねー?
 ひかる:言えないから訳ありになるんです。
 織音 :秘密なのか。残念。
 綾香 :あんたほんとにそう思ってるの?
 ひかる:そして色々あっていつしか年に一度お願い事をかなえてくれるという
     風習が広まったという。とてもほほえましいお話。
 綾香 :全然脈絡ないじゃない。色々って何よ!
 ひかる:謎がいっぱいで楽しいですわね。
 綾香 :とどのつまりは思い付きなのね・・・。
     ひかる先輩が言うとなんかうそ臭いですわ。
 ひかる:心外ですわ。
     私はいつだって事実しか言わないですけど・・・。
 綾香 :言われてみれば・・・。
 ひかる:それに今日は年に一度の七夕ですもの。
     多少部活の趣旨とずれますけどお星様にお願い事をしてみましょう。
 織音 :楽しそう。
 
 ガラッ・・・。
 
 早苗 :織音〜。いる〜?
 織音 :あ、早苗ちゃん。どうしたの?
     部活は?
 早苗 :どうしたのって?
     何か重大な用事があるとかで呼んでるって。
     だから部活は切り上げてきたんだけど・・・。
 ひかる:あ、それ私です。
 早苗 :ひかる先輩?
     だって部活の後輩が織音が呼んでるって・・・。
 綾香 :やっぱりうそつきじゃない。
 ひかる:えー?
     私は「郷土学研究部の神楽の所まで来てください」って言っただけです。
     間違った事言ったかしら?
 早苗 :かなり違うよ。先輩からの指名じゃ来るんじゃなかった。
     なにか嫌な予感するし・・・。
 綾香 :今日は大丈夫よ。
 織音 :短冊に願い事を書くの。
 早苗 :へぇ〜。ひかる先輩ったら意外とロマンチストなんだな。
 ひかる:前からそうでしたよ。
     さぁ、早苗さんと綾香さんも一緒に。
 綾香 :残念だけど私は大体現実主義だし、その手の類はあまり信じないわ。
     願ってる暇があったら行動しろって感じよ。
 ひかる:まぁ!
 早苗 :確かに積極性の面ではパワフルだよな。
 綾香 :ふっふ〜ん、当たり前よ!
     誰かさんみたいにボケーってしてたら出遅れますものね。
     キッ!
 
 織音 :ひゃう!???
 
 早苗 :お、おい。(織音睨んでる・・・)
 ひかる:・・・そうですね。
     確かに受身とか希望的楽観は良くないですね。
 綾香 :な、何よ?
 ひかる:私も積極的になろうかしら。
 綾香 :!!
 早苗 :あ、あの、ひかる先輩・・・?
 ひかる:うふふふ・・・。
 綾香 :い、いや。その私が言ったのはあくまでたとえですから・・・。
 ひかる:あらあら。
 綾香 :ごめんなさい・・・っていうかそれだけは勘弁して・・・(泣)
 ひかる:くすくす、まぁそう言うのであれば仕方ないですねー。
 織音 :ねぇ綾香さん、なんであやまってるんですか〜?
 綾香 :う、うるさい!
 早苗 :本当にわかってないのか、織音?
 織音 :??
 ひかる:あらあら。
     それにしてもそういう前向きな考え方って実に綾香さんらしいですわね。
 早苗 :ひかる先輩、それは違うよ。前向きじゃなくて強引なだけだ。
 綾香 :あ、あのねぇ氷上さん、それは心外だわ。
 織音 :そうですよ〜。
     綾香さんはそうは言っても本当はとても凄く信心深くてロマンチストですものね。
 綾香 :・・・え?
 早苗 :なんだよ、織音までこいつの肩持つのか〜?
     こいつの行動見てればさ・・・。
 織音 :だってワラ人形とかいつも作ってたり神様にお祈りしてるじゃないですか。
     よくうちの神社にも来てますし。
 早苗 :あはは!そう言う事か。
 綾香 :う、うっさいわね!
 織音 :え???
     どういう事なの?
 綾香 :織音さ〜ん!
     なんか一瞬でもアンタに心を許してしまったのがとても馬鹿みたいだわ!
     いつもいつも一言多いのよあんたは!!このこの!!
 織音 :あう!やめてください〜。
 綾香 :だから信じてないのよ!!いくらやったって全然効かないし!
     信じるは己の行動のみよ!
 ひかる:あらあら、なんだか楽しそうですわね。
 早苗 :そんな事言ってる場合じゃないだろー!止めろよ!
 綾香 :はーはー。
 織音 :えぐえぐ。どうして・・・?
 ひかる:まぁまぁケンカはこれくらいにして、そうそう短冊を書くのでしたね。
     では、始めます。
 
 早苗 :ってなに?!
 綾香 :ちょっとひかる先輩、どうしてカーテンなんか閉めるのよ。
 織音 :??
 ひかる:あ、えっといいませんでしたっけ?
     先ほどの伝承のお話。
 綾香 :聞いたけど、短冊書いてお願い事するんでしょ?
 ひかる:・・・そうですよ。
     だから綾香さんがいまいち信じていない様なので呼んじゃいましょう。
 早苗 :だ、誰を?
 ひかる:本人を。直接願い事叶えてもらうの。
 綾香 :ちょっと待って!なんなのよ一体。
     1歩譲ってその伝承が本当だったとしてそんなことしてタダで済むと思ってるの?
 早苗 :危険なのか?
 ひかる:一応、黒魔術ですからね。
 綾香 :そうよ、素人がうかつに手を出すもんじゃ・・・。
 織音 :ワラ人形みたいに呪詛返しとかあるのかなぁ。
 ひかる:そうですね。下手すると命・・・げふげふ。
 早苗 :ちょっと待って!い、今、命?って言ったよな?!
 ひかる:たぶん大丈夫よ。
     綾香さんよりはキャリアありますから。
 綾香 :・・・なんでそーいうこと言うかなー。
 早苗 :ってもう何か怪しげなサークル書いてるし!
     わ、悪いけど私は帰るよ。
 
 ガッ!
 
 早苗 :あ、開かない・・・。
 ひかる:もう儀式が始まっているので今、外に出ると・・・楽しくないことが起きますよ。
 綾香 :もうどうにでもなれだわ・・・。
 織音 :えぐえぐ。怖いよ〜。
 
 グラグラ・・・。
 
 織音 :じ、地震?
 早苗 :お、おい。本当に大丈夫なんだろうな?
 ひかる:さぁ?
     あ、いえ。問題無しですわ。
 早苗 :今、「さぁ?」って言った。絶対言った!
 
 ピッシャーン!!!!
 
 綾香 :!
 早苗 :揺れが・・・収まった・・・。
 ひかる:・・・あらー?
 織音 :・・・。
 綾香 :終わったみたいね。
 早苗 :で、上手くいったのか?
 ひかる:ん、失敗。
 早苗 :え?
 綾香 :ったく。
     だから言ったのよ。
 ひかる:やっぱり魔術の力に頼るのは良くないですわ。
 綾香 :失敗を正当化してるし。
 ひかる:おとなしく短冊にしましょうね。
     効くかどうかわからない迷信だけど。
 早苗 :はじめっからこうしておけば・・・。
     しかし先輩の黒魔術よりよっぽど効きそうなのは気のせいか?
     ほら、織音もびびっちゃってないで立ちなよ。
 織音 :ここは何処?
 早苗 :え?
 織音 :なんとも奇怪な場所だけど。
 綾香 :何ふざけてるのよ!!
 
 ピシッ
 
 織音 :さわんないでよ!
     なによあんたは?変な着物を着て・・・。
 綾香 :なによ!あんただって制服着てるじゃない。
 織音 :・・・え?
     きゃー、私も同じの着てるしー。
     足元スースーして落ち付かないよ〜。
 綾香 :え??
 ひかる:あら、成功かも。
 早苗 :なにー!
     だってさっき失敗って・・・。
 ひかる:降霊の儀式だったんだけどどうやら織音さんに乗り移ってしまったようですわね。
 綾香 :そんな、降霊なのに依代を考えてなかったの?
 ひかる:さすが神社の娘だけあって依代に選ばれちゃったみたいね。
     ってこの場合は依童かな。
 早苗 :そんなことはどうでもいいよ。
     早く織音を元通りにしないと!
 織音 :なるほど、大体は理解したよ。
     この中に1つ純粋無垢な魂があるから変だと思った。
 早苗 :聞いてたの?
 織音 :うん、問題ないよ。全然大丈夫。
     良く考えたら私死んじゃってるし。もう一度日の目が見れるなんて感謝しているくらい。
 綾香 :随分ライトな性格ですね。
 ひかる:こんにちは。あなたのお名前は?
     お願い事叶えてくれるのかしら。
 織音 :私はカムナだよ。
     で、お願い事ってなんだ?
 綾香 :これこれこういうわけであんたがお願い叶えてくれるらしいのよ。
 カムナ:・・・私って凄い人だったのか?!
 早苗 :違うのか?
 ひかる:史実と伝承は何処かしらで食い違ってくるものなのでしょうか?
 カムナ:う〜ん。
     というか私の命を狙っている恋敵ってのはいたけど皆、半殺しにしちゃったし〜。
 早苗 :・・おい。
 カムナ:でね、捕まっちゃって。
     年に一回しか彼に会えないのって唯一許された面会の時の事かも。
 綾香 :・・・なんか恐ろしい事を平気で言う子ね。
 カムナ:だから、残念だけど私には願いを叶える事は出来ないよ。
 ひかる:そうですか。
 カムナ:あの、1つ聞いていいですか?
     ところで私はどうやって帰ったらいいのかな?
 綾香 :え?
 カムナ:私が入ってるこの子。
     いくら力が強いとは言え私がいるとそう何時間も持たないよ。
 ひかる:織音さんは今は・・・。
 カムナ:織音っていうのか。今は眠ってる。
 ひかる:そうですね。意識の支配を逆転させられればいいけど。
     そうすればあなたは自然に出られるはずですけど。
 カムナ:う〜ん。なんとかして起こさないといけないなァ。
 早苗 :ショック療法とかは?
 ひかる:天王寺君の前で裸にでもなりますか?
 綾香 :それキッツー。
 カムナ:いいね!
     それで行こう!
 早苗 :ちょっと待って。それは洒落になってないぞ。
 ひかる:恥ずかしさで起きるでしょうけど、そのまま天に召されちゃいそうですね。
 カムナ:でもこの中の女は少なからずその線も望んでいるようだが。
 綾香 :なんですって!!
     なんて白々しい!!元に戻ったら憶えてなさいよ!
 カムナ;じゃぁ、抱き付きってのはどうだ?接吻とか?
 早苗 :まぁ裸よりはいいけどな・・・。
 カムナ:決まり!
     じゃぁ行ってくる!!
 
 ダ!!
 
 早苗 :おい、ま、待て!!
 綾香 :そうよ!!そんな事はさせませんわ!!
 ひかる:カムナちゃんって強引な子ね。
 
 カムナ:さて、魂の記憶によると、人相と名前はわかるが問題は
    何処にいるかだ。
 克巳 :んふっふ〜♪
 カムナ:あ。(この男の記憶はあるぞ。天王寺龍也の親友友内克巳か。)
 克巳 :よぅ。神楽。どうした?
 カムナ:天王寺龍也はどこだ?
 克巳 :あいつならさっきあそこを歩いていたけど・・・。
 カムナ:あっちの道だな。
     しかし、このつるつるした道はなんだ。走りにくいぞ。
 克巳 :???
 綾香 :あ、アンタ!いいところに!
 克巳 :あれって神楽だろ?
     なんかいつもと雰囲気が違うような。
 早苗 :そんなことはどうでもいい。
     どこに行った?
 克巳 :あっち。
 ひかる:あ〜。皆さん待ってください〜。
 克巳 :なんなんだ?
 
 
 ちさと:お兄ちゃん。これから帰るの?
 天王寺:ああ、ちさとか。
     一緒に帰るか?
 ちさと:うん。
 
 ダダダダダ!!!
 
 天王寺:ん?
 ちさと:織音先輩?
 天王寺:うわ!
     どうしたの織音ちゃん!
 カムナ:もぅ!かわさないでよ!
 ちさと:なんか形相が怖い・・・。
 カムナ:あのねぇ。私のお願い聞いてくれるかな?
 天王寺:え、な、なに?
 カムナ:接吻したいな。
 ちさと:!!
 天王寺:せ、接吻?!
 カムナ:さぁ。こんなかわいい子からのお誘いなんだ。
     無下に断るわけには行かないよね〜。
 天王寺:お前!織音ちゃんじゃないな。
 ちさと:絶対違うよ。見た目一緒だけど。
     もしかして平松テクノロジーで中身は綾香さんなのかも!!
 天王寺:た、確かに酔った時の平松に似てるな。
 綾香 :失礼ね!!
     私はここにいるわよ!!
 天王寺:平松!?
 ちさと:綾香先輩?!
 天王寺:じゃあ、コレは誰なんだ!!
     どう見ても織音ちゃんの性格じゃないし。
 カムナ:ひっどーい!
     コレっていいかたはないでしょ!
     あんたにキスしないと私は帰れないのよ!!
 天王寺:な、なんだ?
 ひかる:あ、それはこう言うわけです・・・。
 
 天王寺:つまり、眠っている織音ちゃんを目覚めさせないと行けないのか?
 カムナ:そうだよ。
 天王寺:ひかる先輩や平松が言うのだからどうやら本当らしいな。
 綾香 :あ、でもキスはダメ。
     なにか別の方法で。
 カムナ:もう!うっさいな!
     唇の1つや二つ減るもんじゃなし!チューって!!
 早苗 :あーー!!
 綾香 :させるか!!
 カムナ:ヤダー足つかまないでよ!!
     わ、わ!
 天王寺:ちょっと、お前等押すな!!
 ひかる:!!
 ちさと:あ。
 天王寺:・・・しちゃった。
 カムナ:やっり〜!
 綾香 :そ、そんな!!
 早苗 :くそ!!
     さっさと織音の身体から出てけよ!!
 カムナ:いいよ。
     ほい。
 
 一同 :・・・。
 
 織音 :あれ?ここ何処?
 早苗 :随分あっさりと出れるんだな。
 カムナ:やっだー。
     もしかして帰る方法の話し信じてたの?名前は本当だけど話しは全部嘘だよ。
     そんな事しなくても帰れるもんね。
     久々に現世にこれたからちょっと願い事叶えてあげよーかなーなんて。
 ひかる:・・・。
 綾香 :・・・だ、誰の?
 カムナ:この子の。    
 織音 :え?なになに?私?
 早苗 :龍也とのキスが織音の願い事なのか?
     そして願いは叶ったと?
 織音 :!!
     ちょっと早苗ちゃん。何言ってるのよ!!
     私キスなんて・・・。
 天王寺:織音ちゃん、ごめん。
     でもあれは事故っていうかあまりにも急な出来事で・・・。
 織音 :ひゃう!!
 早苗 :ああ!!織音が!!
 カムナ:ははは、じゃあ私は帰るわ。さよなら〜。
 ひかる:待って!
     私のお願い聞いてくれる?
 カムナ:う〜ん、特別にいいよ。
     私を呼び出してくれた人だしね・・・。
 綾香 :私も!!
 カムナ:そこの人はダメ。私のこと信じてなかったから。
 綾香 :くっ!
 早苗 :自業自得だ。
 ちさと:もしかして先輩、とうとう目が見えるようになるんですか?
 ひかる:さぁ、どうでしょうね?
 カムナ:じゃあ、願い事言ってみて。
 綾香 :変な事言わないでよ!天王寺君と●●したいとか。
 天王寺:あのなぁ・・・。
 ちさと:そんな不埒な願いは綾香先輩だけだよ。
 
 ひかる:私の願いは_________
 
 ピッシャーン!!
 
 グラグラ・・・。
 
 ひかる:・・・皆さん、起きてください。
 織音 :あぅ。
 早苗 :・・・う〜ん。
 綾香 :・・・あ。終わったの?
     で、どうだった?
 ひかる:え?願い事ですか?
 綾香 :何言ってるのよ。
     黒魔術の儀式は成功したの?
 ひかる:・・・。
     ああ、ごめんなさい。
 綾香 :???
 ひかる:残念ながら失敗しちゃいました。
     お願い事は短冊に書きましょうね。
 
 
 
 カムナ:最後のあの子。
     皆の記憶を消して時間を戻してくれって・・・変なお願いする子だったなぁ。
     その気になれば世界征服だってできたのに・・・。
 カタ :我等神族の存在はなるべく人間に悟られてはいけないからな。
     中々気の利いた子じゃないか?
 カムナ:私を呼び出すほどの力の持ち主だもんね。
     カタが言うように最初からそのつもりの道楽だったのかも。
     結局私は躍らされていただけなのかも・・・。
 カタ :我等を翻弄するとは人間にも面白い奴がいるよな。
     はっはっは!
 カムナ:笑い事じゃないよ。こっちは面白くない。疲れ損だよ。


Last update 2000/09/20

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